Blog

ブログ

【せっかく作ったのに食べてくれない…】





輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。




せっかく作ったのに、
食べてくれない。



野菜だけきれいに残す。



一口食べて、


「いらない!」

と言われる。



そんな時、

「もう少し食べてよ!」

と言いたくなること、ありませんか?



だってママは、


献立を考えて、

買い物をして、

栄養のことも考えて、


忙しい中で作っているんです。



だから食べてくれないと、

「せっかく作ったのに……」

という気持ちにもなりますよね。



でも、その奥にはもう一つ、

ママたちを苦しくしているものが
あるように思います。



それが、

「ちゃんと食べさせなきゃ」

です。



先日のアンケートにも、


「栄養バランスが心配」

「野菜をほとんど食べません」

「パンや甘いものばかり欲しがります」

「何を食べさせればいいかわかりません」

「情報が多すぎて、何を信じればいいかわかりません」



そんな声がたくさんありました。

これを読んでいて思ったんです。



ママたち、

本当に頑張っているなぁ。


って。




子どもの身体のことを考えているからこそ、



野菜も食べてほしい。

栄養も摂ってほしい。

好き嫌いなく食べてほしい。

できれば身体にいいものを
食べさせてあげたい。



全部、

子どものことを大切に思っているから

なんですよね。



でも、その思いが強くなるほど、


「食べさせなきゃ」

「残させちゃいけない」

「好き嫌いを直さなきゃ」



と、




食事の時間がいつの間にか

食べさせる時間

になってしまうことがあります。




そんな時こそ、

ちょっと視点を変えてみてほしいんです。




子どもは、

「食べさせられる人」ではなく、
これから“食べる力”を育てていく人。

なんです。



赤ちゃんは最初から、

上手に食べられるわけではありません。




口を使って、

味わって、

噛んで、

飲み込んで、

いろいろな味や食感に出会いながら、



少しずつ

「食べる」ことを学んでいきます。




だから、

今日、食べなかった。



野菜を残した。

途中で遊んでしまった。



それだけを見て、

「ちゃんと食べられない」と

判断しなくてもいいんです。



今はまだ、

育っている途中。



そう考えると、

見え方が少し変わってきませんか?



これは食事だけではありません。



子育てをしていると、

「早くできるようにしなきゃ」

と思うことがたくさんあります。



早く歩いてほしい。

早く話してほしい。

自分で着替えてほしい。

片付けてほしい。

ちゃんと食べてほしい。



でも、

子どもの成長には、

目に見えて変化する時期もあれば、

外からはあまり変わっていないように見える時期もあります。



私は長い間子どもを見てきて、

この

「まだできない時間」

も、とても大切だと思っています。



例えば、

昨日ご紹介したように、

「どうしたら食べさせられる?」




ではなく、



「この子の食べる力は、今どこまで育っているんだろう?」

と見てみる。

すると、



「嫌いだから食べない」

だけではなく、



噛むことはどうかな?

飲み込むことは?

食感は?

姿勢は?

身体の使い方は?

生活リズムは?

食事の環境は?

いろいろなところに
目が向くようになります。



すると、

「食べさせなきゃ!」

から、



「この子は今、何を育てている途中なんだろう?」

へ変わっていく。



私は、この視点を
ぜひ持っていただきたいと思っています。



今回、丸井陽子さんと準備している講座でも、

最初に大切にしているのが、

「子どもには、自ら育とうとする力がある」

という考え方です。



大人が正解に近づけていくのではなく、

子どもの今を観察し、

育っている途中を知り、

必要な環境や関わりを考えていく。



だからこの講座も、

「これを食べさせればOK!」

という講座ではありません。



食を入口に、
身体・暮らし・環境の関係を見る。



そして、

問いを持って、

観察して、

学んで、

試して、

また振り返る。



そうしながら、

わが家なりの答えを見つけていく。

そんな講座です。



募集開始は、

10月8日

あと4日となりました。



食事のことで悩んでいる方はもちろん、



「情報が多すぎて、もう何が正しいかわからない」

「子どものことをもっと理解したい」

「自分で考えて子育てできるようになりたい」



そんな方にも、

ぜひ知っていただきたいと思っています。



そして今日の食事で、

もしお子さんが何かを残しても、



すぐに

「食べて!」

と言う前に、



一度だけ、

「この子は今、何を育てている途中なんだろう?」

という目で見てみてください。



昨日までとは少し違うものが
見えてくるかもしれません



子どもは今日も、

ちゃんと育っている途中です。


伊藤美佳

一覧に戻る