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【 子どものために「教えてあげる」が、考える機会を奪っているかもしれません】




輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。


今日、あるお母さんとのセッションで、

私自身も改めて

「これ、とても大切だな」

と思ったことがありました。


お子さんが幼稚園で、

「こんなことがあって嫌だった」

と話してくれたそうです。


お母さんは、

「そういう時は、「嫌だ!!」って言っていいんだよ」

と伝えました。


もちろん、これは間違いではありません。


嫌なことをされた時に、

「嫌だ」

「やめて」

と伝えられることは大切です。


でも、そのお母さんは、

「私、全部しゃべっちゃっているかもしれません」

と気づかれたんです。


そこで私は、

こんなお話をしました。


子どもが

「嫌だった」

と言った時、


すぐに

「じゃあこうすればいいよ」

と答えを教える前に、

ちょっと聞いてみてほしいんです。


「何が嫌だったの?」

「その時、どう思った?」

「じゃあ、今度同じことがあったらどうしたらいいと思う?」

と。


すぐには答えられないかもしれません。


「わかんない」

と言うかもしれません。


それでもいいんです。


なぜなら、

その時間に子どもの頭の中では、

自分に起きたことを思い出し、
自分の気持ちを探し、
どうしたらいいかを考える。


ということが起きているからです。


今日のセッションで私は、

お母さんにも質問をしました。


すると、

「考えますね」

とおっしゃいました。


そうなんです。


私が全部答えを言ってしまったら、

お母さん自身が考える必要はありません。


子どもだって同じです。


私たち親は、

子どものことが大切だからこそ、

ついつい先に答えを教えたくなります。


「こう言えばいいよ」

「こうしたらいいよ」

「それはこういうことだよ」

「こうしなさい」


でも、


教えることと、育てることは、
いつも同じではありません。


これからの時代、

子どもたちに必要なのは、

誰かに正解を教えてもらうことだけではなく、


「私はどう思う?」

「私はどうしたい?」

「じゃあ、どうすればいい?」

と、自分で考えられる力です。


その力は、

特別な勉強をしなければ育たないものではありません。


毎日の親子の会話の中で育てていくことができます。


たとえば、

お友達とケンカした時。


「こう言えばよかったのよ」

ではなく、


「本当はどうしてほしかった?」


朝の支度が間に合わなかった時。

「だから早くしなさいって言ったでしょ」


ではなく、

時間に余裕がある時に、

「明日はどうしたら間に合うと思う?」



何か失敗した時も、

「だから言ったでしょう」

ではなく、

「次はどうしたらいいと思う?」


すぐに答えが出なくても大丈夫。


大切なのは、

子どもの中にある答えが出てくるまで、大人が待つこと。


昨日までお伝えしてきた

「見守る」

ということも、

ただ黙って見ていることではありません。


子どもが自分で考えられるように、

答えを奪わずに待つことも、
見守ることの一つ

なのだと思います。


ただし、ここでも大切なのは、

いつでも質問すればいいわけではない

ということ。


今日のセッションでは、

朝の忙しい時間に、

「何時までにご飯を食べたら間に合うと思う?」


と聞いても、

お子さんは

「わかんない」

「知らない」

となってしまう、


というお話もありました。


そこで私は、

考えさせる話は、機嫌がよく、時間にも余裕がある時に。


忙しい朝なら、

「今日は7時10分までに食べようね」

と大人が決めて進めてもいい、

とお伝えしました。


何でも子どもに決めさせる必要はありません。


何でも質問する必要もありません。


大人が決める時と、
子どもに考えてもらう時。


その両方があっていいんです。


今日、お子さんが何かを話してきたら、

すぐに答えを言う前に、

一度だけ聞いてみてください。


「あなたはどう思う?」


そして、

すぐ答えが返ってこなくても、

少し待ってみてください。


その沈黙の時間にも、

子どもの「考える力」は育っているのかもしれません。



子どもを変える前に、

大人の関わり方を少し変えてみる。


すると、

今まで見えなかった子どもの考えが、

聞こえてくることがありますよ


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