【 「万引きしている中学生を見ました」その時、すぐ止めなかった理由】

輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。
昨日、
「食事中に何度言っても立ち歩いてしまう子」
についてお話ししました。
「どうしたら座らせられる?」
ではなく、
「この子は、なぜ今動きたいんだろう?」
と見る角度を変えてみる。
そんなお話でした。
すると、このストーリーズを見た
輝きベビーアカデミーの
インストラクター マイコーさんから、
こんなメッセージをいただきました。
先日、コンビニで買い物をしていた時のこと。
中学生くらいの男の子が、
万引きをしているところを目撃したそうです。
驚いて、
「どうしよう」
と思ったそうですが、
まず店員さんにそのことを知らせ、
もし、そのまま店の外へ出ようとしたら止めよう。
そう思って、少し離れたところから
その子の様子を見ていたそうです。
すると……
その男の子は、
自分で商品を棚に戻したそうです。
その時、彼女は、
「ああ、よかった」
と思ったそうです。
そして、
「この子がもう少し大きくなった時に、
あの時、万引きしなくてよかったと思ってくれたらいいな」
と思った、と。
私はこのメッセージを読んで、
これこそ、私たちが子どもたちに育てたい力だな
と思ったんです!!!
もちろん、
万引きをしても黙って見ていればいい、
という話ではありません。
危険なことや、人を傷つけること、
社会のルールに反することには、
大人が止めなければならない場面があります。
でも、
大人が先回りして、
「ダメ!」
「戻しなさい!」
「何やってるの!」
とすべてを決めてしまう前に、
その子自身が考えて、
自分で行動を選び直せる余白を残す。
これも、とても大切な教育だと思うんです。
実はこれ、
昨日お話しした
「食事中にトランポリンへ行ってしまう子」
とも根っこは同じです。
大人が、
「座りなさい!」
と座らせることはできるかもしれない。
でも、
「動きたくなった」
↓
「どうしよう?」
↓
「1回跳んだら戻ろう」
↓
自分で食卓へ戻る。
この経験の中には、
ただ「座って食べられた」以上のものがあります。
自分の気持ちに気づく。
自分で考える。
自分で選ぶ。
そして、自分で行動を修正する!!!
私は、こういう力を
乳幼児期から少しずつ育てていきたいと思っています。
子育てをしていると、
どうしても私たちは、
「正しい行動をさせること」
に目が向きます。
でも本当に育てたいのは、
大人がいなくても、
自分で考えて、より良い方を選べる力。
ではないでしょうか。
小さい頃は、
「おもちゃを片づけなさい」
「座って食べなさい」
「早く着替えなさい」
だったものが、
やがて、
友達との関係、
SNS、
お金、
進路、
恋愛、
仕事……
親がそばにいて答えを出してあげられないことへと
変わっていきます。
だからこそ私は、
小さい頃から、
「どうしたら言うことを聞かせられる?」
ではなく、
「この子が自分で考えられるように、私はどう関わろう?」
という視点を持ってほしいと思っています。
子どもを信じて待つ。
必要な時には止める。
でも、すべてを大人が奪わない。
その小さな積み重ねが、
いつか親の手を離れた時に、
「自分で考えて、自分で戻れる人」
を育てていくのだと思います。
昨日のストーリーズから、
こんな素敵な実体験を思い出して
届けてくださったことも、とても嬉しかったです。
子育てって、
目の前の「できた・できない」だけを
見ているのではないんですよね。
私たちは、
その子がいつか一人で人生を歩いていく日のために、
今、関わっている。
今日もそんな視点で、
お子さんを見てみてくださいね
