【 この子のここ、直したい」そう思っているところに才能があります】

輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。
今日は、私が40年以上、
子どもたちを見てきて、
ずっと大切にしていることを
お話ししたいと思います。
お子さんに、
「この子のここ、もう少し直ったらいいのに」
と思うところはありませんか?
落ち着きがない。
頑固。
こだわりが強い。
何度言っても自分のやり方を変えない。
人より時間がかかる。
思ったことをすぐ口にしてしまう。
「どうしてこの子は……」
と思うこと、ありますよね。
でも私は、
そんなお子さんを見ると、
ちょっと違うことを考えます。
「この子のこの部分が、
もし才能だとしたら?」
と。
たとえば、
落ち着きがなくて
いろいろなところへ行ってしまう子。
大人から見たら、
「じっとしていられない子」
かもしれません。
でもその子は、
周りのいろいろなことに気づく。
好奇心が強い。
新しいものを見つけると、
すぐに確かめたくなる。
そんな力を持っているのかもしれません。
頑固で、
「絶対イヤ!」
と譲らない子もそうです。
大人からすると、
「もう少し素直だったらいいのに」
と思いますよね。
でも見方を変えたら、
自分の意思をしっかり持っている。
人に流されない。
納得するまで考える。
そんな力につながっていくかもしれません。
こだわりが強い子だって、
一つのことを深く追究できる子かもしれない。
「なんで?」
「どうして?」
と何度も聞く子は、
物事をそのまま受け入れず、
自分で理解したい子なのかもしれません。
もちろん、
困った行動を何でも
「才能だから、そのままでいい」
と言いたいわけではありません。
人を傷つける行動には、
きちんと境界線を伝える必要があります。
その子自身が困っているなら、
必要なサポートもしてあげたい。
でも、
行動を直すことと、
その子が持っている力まで否定することは違う。
ここを私は、
とても大切にしています。
なぜなら、
欠点と才能って、
表と裏になっていることが
とても多いからです。
大人が、
「そんなところ直しなさい」
「どうしてみんなと同じにできないの?」
「あなたのそういうところがダメなのよ」
と言い続けたら、
子どもはその部分を
「出しちゃいけないもの」
だと思うようになるかもしれません。
でも、その中に、
その子が将来使っていく
大切な力が隠れているとしたら?
私は、もったいないと思うんです。
私が子どもを見る時に、
「何ができない?」
よりも、
「この子は何を持っているんだろう?何ができるんだろう?」
と考えるのは、そのためです。
そして、これは、
子どもだけの話ではありません。
私たち大人も同じです。
「私って飽きっぽい」
「すぐ行動しちゃう」
「考えすぎる」
「人のことが気になりすぎる」
「頑固なんです」
そんな自分の一面を、
欠点だと思って
隠してきた人もいるかもしれません。
でも、
その反対側には何があるでしょう?
行動力かもしれない。
慎重さかもしれない。
共感する力かもしれない。
自分の信念を貫く力かもしれない。
だから私は、
子どもにも大人にも、
「あなたには、あなたにしかないものがある」
ということを伝え続けたいと思っています。
先日、スタッフと一緒に、
私たちは何を目指して
この仕事をしているんだろう?
ということを改めて話し合いました。
そして出てきたVISIONが、
「輝く子どもたちを未来へ」
でした。
私たちが言う「輝く」とは、
何でもできる子になることでも、
誰かより優秀になることでもありません。
本来の自分で輝くこと。
自分のことを知って、
自分の持っているものを認めて、
その力を思いっきり使って生きる。
そして、
自分にないものを持っている人のことも認められる。
「あなたはそれができるんだね」
「私はこれができるよ」
「じゃあ一緒にやろう」
そんなふうに、
お互いの力を補い合える人が増えたら、
もっと「ありがとう」が循環する社会になると思うんです。
だから今日、
お子さんの
「ここ、直したいな」
と思っているところを、
一つだけ思い浮かべてみてください。
そして、
こんな質問をしてみてほしいんです。
「もし、この子のこの部分が才能だとしたら、
どんな力なんだろう?」
答えはすぐに見つからなくても大丈夫です。
でも、
その問いを持って子どもを見るだけで、
今まで「困ったところ」にしか見えなかったものが、
少し違って見えてくるかもしれません。
子どもの才能って、
最初からわかりやすい
「才能」の姿で現れるとは限りません。
もしかすると、
今、あなたを一番困らせているその姿の中に、
まだ磨かれていない、
その子らしい才能の原石があるかもしれません。
私は、そんな子どもたちの力を、
これからもたくさん見つけていきたいと思っています。
輝く子どもたちを未来へ。
そして、
大人も子どもも、
本来の自分で輝ける社会へ。
輝きベビーアカデミー
伊藤美佳
