Blog

ブログ

【本当に苦しいのは、子どもの困った行動ではありませんでした】



こんばんは。
輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。


昨日のメルマガでは、


教師になりたての頃の私は、
「困った行動を改めさせること」
が教育だと思っていた


でも、子どもたちと向き合う中で、


本当の教育は、
子どもを矯正することではなく、
その子が元々持っている個性や可能性を理解し、
活かすことなのではないか。


そんなふうに考えるようになった、
というお話をしました。


今日は、その続きです。


私は40年以上、
たくさんのお母さんたちのお悩みも聞いてきました。


その中で、本当に多かったのが、

「毎日怒ってしまいます」

「本当は怒りたくないんです」

「寝顔を見るたびに、今日も怒ってごめんねと思います」

「私の育て方が悪いのでしょうか」

という言葉でした。


でも私は、
そうお話ししてくださるお母さんを見ていて、



一度も

「愛情が足りない」

と思ったことはありません。


むしろ、その逆です。


誰よりも子どものことを大切に思っているからこそ、
苦しくなっているのです。


癇癪がひどい。

何度言っても支度をしない。

落ち着きがない。

反抗ばかりする。

園や学校で指摘される。


そんな毎日が続くと、
お母さんはだんだん、


「この子、このままで大丈夫かな」

「私の関わり方が悪いのかな」

「もっと厳しくしないといけないのかな」


と不安になります。


でも、本当に苦しいのは、
子どもの困った行動そのものではありません。


本当に苦しいのは、

どう関わればいいかわからないこと
そして、このままの育て方で大丈夫なのかな?

なのです。


本も読んだ。

SNSも見た。

専門家の話も聞いた。

いろいろ試してきた。

それでもうまくいかない。


だから、

「やっぱり私が悪いのかな」
と自分を責めてしまう。


でも、そうではありません。


もしかしたら、
まだその子に合った関わり方を
知らなかっただけかもしれません。


同じ「癇癪」でも、
その理由は子どもによって違います。


同じ「支度しない」でも、
その子の中で起きていることは違います。


考えていて手が止まっている子もいます。

丁寧にやりたくて時間がかかっている子もいます。


楽しいことを思いついて、
そちらに気持ちが向いている子もいます。


だから、
対応も一つではありません。


大切なのは、
「どうすれば言うことを聞くか」ではなく、


この子は今、何を伝えようとしているのか


を考えることです。


見方が変わると、
かける言葉が変わります。


言葉が変わると、
子どもの受け取り方も変わります。


そして、
お母さん自身の心も少しずつ緩んでいきます。


私はこれまで、

「私の子育てが悪かったわけじゃなかったんですね」
と涙を流されるお母さんを、何人も見てきました。


その瞬間、私はいつも思います。


お母さんが悪かったのではない。


子どもが悪かったのでもない。


ただ、

その子の行動の奥にある意味を、
まだ知らなかっただけなのだと。


明日は、実際にあった癇癪の事例をご紹介します。


一見すると、

「わがまま」
「切り替えができない」

と思われる行動の奥に、
本当は何が隠れていたのか。


ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

伊藤美佳

一覧に戻る