【私は40年間、勘違いしていました。】

こんばんは。
輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。
今日は、少しだけ私自身のお話をさせてください。
私は40年以上、
子どもたちと関わり、向き合ってきました。
そして教師になりたての頃の私は、
「困った行動を改めさせること」
それが教育だと思っていました。
言うことを聞かない子には、言うことを聞けるように。
癇癪を起こしている子は、早く落ち着かせる。
支度が遅い子には、急がせる。
落ち着かない子には、「座りなさい」と伝える。
友達と遊べない子には、遊べるように関わる。
それが教師として正しいことだと信じていたのです。
もちろん、それも必要な場面はあります。
でも、子どもたちと向き合う日々の中で、
私はある疑問を持つようになりました。
「これって、本当にこの子のためになっているのだろうか。」
困った行動をなくすことが、
本当の教育なのだろうか。
私は何万人もの子どもたちと出会う中で、
少しずつ考え方が変わっていきました。
そして、たどり着いた答えがあります。
それは、
本当の教育は、子どもを矯正することではない。
その子が生まれ持った個性や可能性を理解し、
それを活かせるように関わることなのではないか、
ということでした。
例えば、
癇癪。
支度をしない。
落ち着きがない。
反抗する。
そんな姿を見るたびに、
「どうしてうちの子だけ…」
「私の育て方が悪いのかな…」
「このまま大きくなって大丈夫なのかな…」
そんな不安を抱えているお母さんが、本当にたくさんいました。
でも私は、
何万人という子どもたちを見続ける中で、
ある共通点に気づいたのです。
それは、
「困った行動」には、必ず理由がある。
そして、その奥には、
その子らしい力や、
まだ周りに気づかれていない可能性が隠れている、
ということでした。
もちろん、
「困った行動をそのままにしていい」
という意味ではありません。
でも、
理由を知らずに対応するのと、
理由を理解した上で対応するのとでは、
子どもの反応はまったく違います。
私はいつしか、
「どうすれば言うことを聞くか」
ではなく、
「この子は何を伝えようとしているんだろう。」
そう考えながら、
子どもを見るようになっていました。
すると、不思議なくらい、
子どもとの関わり方が変わり、
子ども自身も変わっていったのです。
この40年間、
現場で積み重ねてきた経験を整理していく中で、
ようやく一つの形にできそうです。
来週から、
私が40年間の現場で大切にしてきた
「子どもの見方」
について、
少しずつお話ししていきたいと思います。
今日、一つだけ覚えて帰っていただきたいことがあります。
子どもの困った行動は、
親を困らせるためだけにあるのではありません。
その行動の奥には、
まだ言葉にできない思いや、
その子らしい可能性が隠れていることがあります。
もし、その見方を知ることができたら、
子育ては、今よりもっと優しく、
もっと楽しくなるかもしれません。
明日は、
「本当に苦しいのは、子どもの困った行動ではなかった」
というお話をしたいと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
