【困った子”だった2歳の女の子が、本当に求めていたもの】

こんばんは。
輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。
先日、保育士さんたちとの研修の中で、
ある2歳の女の子のお話が出ました。
先生から、
「最近、様子がおかしいんです」
と相談を受け、
その子をしばらく観察していました。
その子は、
とても賢いお子さんでした。
周りをよく見ていて、
話も理解していて、
人が気づかないことにも気づく。
でもその反面、
思い通りにならないと叫ぶ。
支離滅裂なことを言う。
文句ばかり言う。
落ち着かない。
集中しない。
そんな姿が目立つようになっていました。
先生たちも、
「どう関わったらいいんだろう…」
と悩み、
正直、疲弊していたそうです。
でも、
私はその子を見ていて、
原因は一つしかないと思いました。
この子は、
「私を見て」
「私をわかって」
「私の話を聞いて」
そう叫んでいたんです。
2歳の子どもが、
心の中でずっと
SOSを出していたんですね。
実際、
その子と着替えをしていた時も、
「これ嫌!」
「こっちがいい!」
と、
最初はわがままばかり言っていました。
でも私は、
「このフリルかわいいね」
「ハートがついてるね」
「お友達の模様と一緒だね」
そんな会話を続けながら、
ただその子の気持ちを受け止めました。
すると、
だんだん表情が柔らかくなり、
「一緒にお昼食べたい」
と言ってくれるようになったんです。
毎日一緒にいるわけでもない、
たった少し関わっただけの私に、
そこまで求めてくれる。
それくらい、
愛情に飢えていたのです。
2歳で、です。
子どもの問題行動は、
ただのわがままではありません。
その奥には、
・わかってほしい
・認めてほしい
・愛されたい
・見ていてほしい
そんな気持ちが隠れていることがあります。
でも大人は、
目の前の「困った行動」ばかりを見てしまいます。
落ち着きがない。
集中しない。
言うことを聞かない。
すると、
どんどん“問題”として扱われてしまう。
でも本当は、
その子自身が問題なのではなく、
“満たされていない心”
があるだけなのです。
そして私は、
もう一つ感じたことがありました。
実は、
この子のお母さんは研究職。
研究職の方って、
9つの知能でいうと
「自分」という知能を強く持っている方が多いんです。
周りと少し視点が違う。
人が気づかないことに気づく。
だからこそ、
傷ついてきた経験も多い。
「変わってる」
「理解されない」
そんな想いを抱えてきた方も少なくありません。
だから、
もしかするとお母さん自身も、
「認めてもらえなかった」
経験をたくさんしてきたのかもしれない。
そう思った時、
この子だけじゃなく、
まずはお母さん自身も、
愛に飢えていたのかもしれない。
そんなことを感じました。
子育てって、
テクニックだけでは解決しないことがあります。
子どもの問題行動を直そうとしても、
根っこにある心が満たされていなければ、
また別の形で苦しさが出てきます。
だから大事なのは、
「困った行動を消すこと」
ではなく、
“その奥にある心を見ること”
なんです。
困った子なんて、
本当はいない。
ただ、
「わかってほしい」
と必死に叫んでいるだけの子がいるんです。
今日、
もしお子さんが、
わがままを言ったり、
文句ばかり言ったり、
甘えてきたりしたら、
その奥に、
どんな気持ちが隠れているのかな?
そんな視点で、
少しだけ見てみてくださいね。
それだけで、
子どもの反応が変わることがあります。
今日も読んでくださり、
ありがとうございました。
伊藤美佳
