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【私が「大人が変わることが先」と思うようになった理由】



こんにちは。
輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。


昨日のメルマガでは、
今の私の活動の原点になった、
モンテッソーリ教育との出会いについてお話ししました。


今日はその続きとして、

私がなぜここまで
「子どもを変える前に、
大人の見方が変わることが大切」

と思うようになったのか。


その大きなきっかけになった経験を
お話ししたいと思います。


私は以前、管理型幼稚園の代表として勤務していました。

先生たちは本当に一生懸命でした。






でも、現場にはいつもどこか
張りつめた空気がありました。


子どもたちを
どうやって言うことを聞かせるか
どうやって静かにさせるか
どうやってちゃんと並ばせるか



そんな視点で見てしまっていたんです。


もちろん、先生たちが悪いわけではありません。



そうすることが“良い教育”だと教わってきたし、
それしか方法を知らなかっただけなんです。


でも私は、
モンテッソーリ教育の現場を見てきたからこそ、
ずっと違和感がありました。


子どもって、本当は
動きたいし、知りたいし、やってみたい。



その力をもともと持っているのに、
大人の都合で抑え込まれてしまう。


それを見ているのが、私は苦しかったんです。


だから私は、
子どもを変えようとするのではなく、
まず先生たちの見方を変えたいと思いました。


そのために、コーチングも心理学も学びました。



どうしたら、先生たちが“管理する”のではなく、
“信じて育てる”という見方ができるようになるのか。


最初は本当に大変でした。


職員会議で
「どう思いますか?」
と聞いても、誰も何も言わないのです。


「決めてください」
「先生が決めてください」
そんな状態でした。


でも私は、
「やりたいことを考えていいよ」
「責任は私が持つから」
と伝え続けました。


すると少しずつ、
先生たちが自分でやりたい活動を
考え始めたんです。


自分で考えて、
子どものために準備して、
やってみる。


そうすると、
先生たちの表情が変わっていきました。



“やらされている顔”ではなく、
“自分でやっている顔”に変わっていったんです。


そして、その変化は
ちゃんと子どもたちにも伝わっていきました。


6年目の願書配布の日。



幼稚園に行くと、行列ができていたんです。


私は本当に驚いて、
「どうして並んでいるんですか?」
と聞きました。



すると保護者の方が言ってくださったんです。



「色々な幼稚園の運動会を見て、
ここの先生たちが一番楽しそうだったからです」


その言葉を聞いた時、
私は心から思いました。



ああ、やっぱりそうなんだ、と。
子どもを取り巻く大人が変わると、
子どもも変わる。



現場の空気も変わる。
園そのものが変わるんだ、と。


子どもって、
大人が思っている以上に、
周りの空気を感じています。



先生や親が

イライラしているか。
信じて見てくれているか。
評価しようとしているか。
応援しようとしているか。


言葉にしなくても、
ちゃんと受け取っているんです。



だから私は今も、
子どもにどうさせるかより先に、
大人がどう見るか、どう関わるかを伝えたいと思っています。


もし今、
子どもが言うことを聞いてくれない
すぐ怒ってしまう
何度言っても変わらない



そんなことで悩んでいるとしたら、
子どもを何とかしようとする前に、



私が今この子を
どんな目で見ているだろう?


そう問いかけてみてほしいんです。



困った子、手がかかる子、直さなきゃいけない子。
そんな目で見られている時、
子どもはますます心を
閉じてしまうことがあります。


でも、

この子は何を感じているんだろう
この子は何を伝えたいんだろう
この子の良さはどこにあるんだろう

そんな目で見てもらえると、



子どもは少しずつ変わっていきます。

子どもを変える前に、
先に変わるものがある。



それは、
関わる大人の見方です。


私は、このことを
たくさんの現場で見てきました。



そして、家庭でも同じことが起こると信じています。


次回は、
私が今も忘れられない

「子どもが自分の力を使い切った時の表情」

について書いてみたいと思います。


なぜ私がそこまで、
子どもの“満たされた顔”に心を動かされるのか。


その話を通して、
私が本当に届けたい未来についても
もう少しお伝えできたらと思っています。



今日も読んでくださって、ありがとうございました。

伊藤美佳

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