1歳にして「自分」を研ぎ澄ます?早朝の独り言の秘密

輝きベビーアカデミー代表の伊藤美佳です。
こんにちは。
先日から、イギリスに住む
次女の聖夏(せいか)一家が
帰省しており、我が家は
とても賑やかです。
先日、孫のノーアンの
「寝かしつけ」について
お伝えしたのを覚えていますか?
イギリス流に
「寝かしつけは1人で寝かせる」
を徹底している、というお話です。
あれから数日。
日本に来て1週間が経ち
この家にも慣れてきたのか、
さらに驚くような変化が見えてきました。
なんと、寝入る時に
40〜50分もの間、
1人で何やらしゃべっていて
楽しんでいる様子なんです。
それだけではありません。
今朝も5時半から声が聞こえて
6時半頃迎えに行くまで
1人で部屋で遊んでいました。
泣くわけでもなく、
暗がりの中で1時間近くも
ブツブツとおしゃべりしている。
こんなに長い間、何を考えて
いるんだろう・・・と
微笑ましく見ているのですが
ふと、直感しました。
彼女は今、「内省」しているのだと。
1歳にして「自分」という知能を
研ぎ澄ませているのです。
今日は、この赤ちゃんの
不思議な「独り言の時間」について
少し深掘りしてお伝えします。
■ 1歳児の「内省」とは何か?
大人が行う「反省」とは違います。
1歳児にとっての内省とは、
「情報の整理」と「自己の確立」です。
専門的には、このベッドの中での独り言を
「クリブ・トーク(寝床での独り言)」
と呼ぶそうなのですが、発達心理学の世界でも
非常に重要な時間だと定義されているのです。
■ 具体的に何が起きているの?
なぜ1歳の子が、1時間も1人でいられるのか。
そこには科学的な理由と、素晴らしい効果があります。
1.言葉の実験と記憶の整理(学習効果)
発達心理学者のキャサリン・ネルソンらの研究によると、
この「寝る前の独り言」が多い子供は、
そうでない子供に比べて
言語習得や、物語を構成する力が高い
という傾向が報告されています。
日中、子供は新しい刺激(日本語、日本の家族、景色)を
シャワーのように浴びています。
誰にも邪魔されないベッドの中は、
その膨大な情報を脳内で再生し、
「今日、ジョージがこう言ったな」
「あのおもちゃ、面白かったな」と
脳の引き出しを整理整頓している時間なのです。
誰かに話しかけるのではなく、
自分のために言葉を発する。
これは脳の言語野を鍛える最高の「自主トレ」です。
2.セルフ・スージング(感情の自己調整)
これが最も大きな能力です。
「セルフ・スージング(Self-soothing)」とは
自分で自分の機嫌を取る能力のこと。
親に抱っこされなくても、
自分で心を落ち着かせ、楽しむことができる。
これは「寂しい」のではなく、
「パパやママは必ず迎えに来てくれる」という
絶対的な信頼(愛着)があるからこそできる行動です。
欧米の研究では、この能力が高い子供は
成長してからもストレス耐性が高く、
情緒が安定しやすいと言われています。
3.「自分」という輪郭を作る
ここが私が感じた「内省」の部分です。
パパやママがいない空間で、
自分だけで世界が完結している時間。
「自分はママとは別の生き物なんだ」
「私は今、ここに存在しているんだ」
という、「個(アイデンティティ)」の芽が
この静かな時間に育まれているのです。
朝の5時半、
部屋から聞こえてくるノーアンの声。
それは、
「寂しいよー」と呼ぶ声ではなく、
小さな哲学者が
「私はここにいるの、世界は面白いね」
と、自分自身と対話している声なのです。
1歳にして、孤独を恐れず
「孤高」を楽しめるなんて。
子供の知能、そして生きる力というのは
私たちが思う以上に
たくましく、神秘的ですね。
賑やかな日中も幸せですが、
早朝のこの静かな「内省」の時間もまた、
彼女の成長にとって
かけがえのない宝物なのだと感じています。
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